総合研究院 RESEARCH

MESSAGE 院長挨拶

総合研究院は、研究推進機構の下に設置された横断的研究組織として、研究者のボトムアップによる提案を基軸に、先端的な融合研究の推進を目的として設立されました。
以来、異分野連携による新たな融合研究の展開を通じて、俯瞰的視野を有する学生の育成と社会価値の創出に取り組んでいます。

総合研究院は、1981年に設立された総合研究所を前身とし、2026年に創立45年を迎えます。本研究院は、研究推進機構の下に設置された横断的研究組織として、研究者のボトムアップによる提案を基軸に、先端的な融合研究の推進を目的として設立されました。以来、異分野連携による新たな融合研究の展開を通じて、俯瞰的視野を有する学生の育成と社会価値の創出に取り組んでいます。

2026年4月現在、総合研究院には、5つの研究センター、1つの共同利用・共同研究拠点、2つの研究拠点、23の研究部門、1つの共創プロジェクト、1つの寄付研究部門が設置され、活発な研究活動を展開しています。

研究領域は、「環境・情報・社会」「基礎・計測」「物質・材料」「構造材料・機械・流体・建築」「創薬・バイオ」の5分野にわたり、極めて広範です。特に、環境・エネルギー問題に関する研究については、国際連合が2015年にSDGs(持続可能な開発目標)を策定する以前から先駆的に推進してきました。

本学の教員(教授、准教授、講師、助教)のうち、約400名が総合研究院に専任または併任として所属しており、これは全教員の約4分の1に相当します。このように、多くの研究者が融合研究の推進に参画しています。研究はボトムアップの提案から始まり、その進展や社会的要請に応じて、組織も機動的に再編されています。

23の研究部門は、本学内外から選抜された研究者によって構成され、シナジー効果を発揮しながら、学際的・分野横断的研究を展開する中核的組織として、3~5年の期間で活動しています。さらに、研究の進展に応じて、より大きな枠組みである研究拠点へと発展し、分野横断的研究の中核として機能します。研究センターは、外部資金の獲得を図りつつ、研究戦略上重要なテーマに取り組む組織として、5~10年規模で活動を展開しています。また、共創プロジェクトでは、本学と企業が連携し、社会実装を見据えた新たな価値創出を推進しています。共同利用・共同研究拠点は、文部科学省の認定を受け、学外研究者との先端的な共同研究を推進しています。

2022年以降に始動した主な組織として、以下の取り組みが挙げられます。

「創薬研究開発センター」は、2022年度まで活動していた「実践的有機合成を基盤としたケミカルバイオロジー研究部門」を基盤に、分子生物学分野との連携を強化する形で2023年度に設立されました。本学発の独創的な有機合成技術により創出された新規物質を基盤として、革新的な医薬品の創出を目指しています。

「核酸医薬研究センター」は、2023年度までの「核酸創薬研究部門」の成果を発展させるべく、2024年度に設立されました。新規化学修飾型核酸の合成法の確立、核酸医薬の安定化を実現する人工分子の開発、DDSや製剤技術の高度化を通じて、新たな標的疾患に対する核酸医薬の創出を目指しています。

「カーボンバリュー研究拠点」は、2022年1月に発足し、本学のサイエンス・テクノロジーを基盤に、外部機関との連携を通じてカーボンニュートラルに資する基盤科学技術の創出に取り組んでいます。人工光合成、グリーン水素製造、CO₂を炭素源とする有用物質合成などを通じて、新たなカーボンバリュー科学技術の確立を目指しています。

「マルチハザード都市防災研究拠点」は、本学の強みである多様な防災研究とデータサイエンスの融合を基盤に、複合的・連鎖的に発生する災害に対応する新たな都市防災学の創出と社会実装を推進しています。持続可能で包摂的な安全・安心社会の実現を目指しています。

さらに、清水建設株式会社との連携による共創プロジェクト「みどりの機能建材研究開発プラットフォーム」では、環境配慮型建築の社会実装に向けた研究開発を進めています。

総合研究院では、研究センター、研究拠点、研究部門の枠を越えた連携により、教員人事の流動性と機動性の向上、ならびに社会との接点の強化を実現しています。このような活力と求心力に富む研究環境のもと、創造性と多様性に富んだ次世代人材の育成を進めるとともに、国際的な分野融合研究のハブとしての役割を担うことを目指しています。そして、東京理科大学ならではの新たな学問領域の創出と、社会に可視化される研究成果の発信に取り組んでいます。

総合研究院長
総合研究院長森 初果
プロフィール
研究院組織図 総合研究院 研究センター 共同利用・共同研究拠点 研究拠点 研究部門 共創プロジェクト 寄付研究部門 研究院組織図 総合研究院 研究センター 共同利用・共同研究拠点 共同利用・共同研究拠点 研究部門 共創プロジェクト 寄付研究部門

共同利用・共同研究拠点

研究部門

  • イノベーティブDDS 創薬研究部門
  • 建築都市持続再生研究部門
  • 光電融合研究部門
  • 次世代材料・プロセス創製研究部門
  • スポーツサイエンス研究部門
  • 代数学連携研究部門
  • 知覚AI基盤研究部門
  • デジタルツイン研究部門
  • パラレル脳クロスモーダル研究部門

共創プロジェクト

  • みどりの機能建材研究開発プラットフォーム

寄附研究部門

  • 老化分子生物学寄附研究部門

懇談会

  • 機能性金属錯体懇談会

2026年4月1日現在

お問い合わせ先

総合研究院 事務局:研究推進部 野田研究推進課

〒278-8510 千葉県野田市山崎2641
TEL.04-7122-9151(平日8:30~17:00)/04-7124-1501(代)
FAX.04-7123-9763
Email. rist-jimukyoku(アットマーク)admin.tus.ac.jp

火災安全科学研究拠点

「火災安全科学研究拠点」は、文部科学省より共同利用・共同研究拠点として認定され、学内外の研究者と協力し実施する共同研究を行っております。

本拠点では、東京理科大学における火災安全に関する研究・教育を推進するとともに、全国の大学等との共同研究及び共同利用に供し、我が国の火災安全研究・教育、次世代を担う学生・研究者の科学教育・研究の推進に寄与することを目的としております。

国内の知を集約させる役割を本拠点で担うことで、効率的かつ効果的な成果が期待されると同時に、多分野横断型の火災科学"理論"と大型実験施設による"実践"的対応を中心とした研究が実施され、火災被害損失の低減に大きく寄与することが期待されます。

本拠点では主には、都市化に伴う新空間(超高層、地下)および工業化・省エネルギー化に伴う新材料(主にアルミ、プラスチック等)の利用に伴って増大する火災の潜在リスクの抑制に資することを目的として研究を行っております。

共同利用・共同研究の公募について

公募要領は下記のHPをご覧ください。

共創プロジェクト

東京理科大学は、2021年4月1日付けで本学 研究推進機構 総合研究院に「共創プロジェクト」を創設しました。

「共創プロジェクト」は、企業等と本学との共同研究のうち、社会課題解決に貢献することを目指した、予算規模が年間2,500万円以上、契約期間3年以上の研究プロジェクトを対象としています。当プロジェクトは、ここでの研究成果や知見を国内外に発信することにより、新たな価値の創造に寄与することを目的としており、企業等の中期的な研究開発戦略にあった確実な研究成果が期待できる「知の共創」と呼ぶべき研究活動と位置付けています。

本学との社会課題の解決のための共同研究は、研究プロジェクト名称に企業名を冠することができるため、企業の積極的社会貢献というイメージアップに繋がります。また、本学の学生への企業PR効果が生まれ、優秀な学生のリクルートが期待できます。

さらに、企業と本学の人材交流を深め、本学のリソース、研究シーズ、教員同士の横のつながりをフル活用することで、大きな成果の期待できる共同研究が、従来にも増して、柔軟かつ迅速に遂行されます。

プロジェクト

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