ニュース&イベント NEWS & EVENTS
PICK UP
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2025.10.16
光ファイバー内の単一原子を選択的に励起し、単一光子の生成に成功
~光量子通信ネットワークにおける高効率な伝送技術への応用に期待~研究の要旨とポイント 単一光子光源は、絶対的な安全性を有する光量子通信を実現するためのキーデバイスであり、生成された単一光子を光ファイバーで高効率に伝送することが重要となります。 光ファイバーに添加されている希土類原子集団へ集光したレーザー…
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2025.10.14
イオンゲルとグラフェンで、機械学習の計算を劇的に省力化できる AIデバイスを実現
~エッジAI向け省エネ技術として期待~NIMS(国立研究開発法人物質・材料研究機構) 東京理科大学 国立大学法人神戸大学 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) NIMSは、東京理科大学、神戸大学との共同研究により、イオンの振る舞いを利用して情報処理を行う新しいAI(人工知…
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2025.10.14
カルシウム置換によりナトリウムイオン電池の大気安定性が向上
~実用化に向けた高性能正極材料開発の新戦略~研究の要旨とポイント P2型Na2/3[Fe1/2Mn1/2]O2 (NFM)は、ナトリウムイオン電池の正極材料として高い性能を有していますが、大気中ではその表面不安定性により劣化してしまうことが実用化の課題となっていました。 ナトリウムイ…
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2025.10.10
文部科学省「研究開発マネジメント人材に関する体制整備事業」に採択
全学的な研究戦略を支える研究開発マネジメント人材の確保・育成を強力に推進東京理科大学は、今般、文部科学省の「研究開発マネジメント人材に関する体制整備事業」において、体制強化機関 として採択されました。 リサーチ・アドミニストレーター(URA)等の研究開発マネジメント人材は、研究内容に関する深い理解・洞察を有し、…
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2025.10.09
ウイルス由来のペプチドが細菌の生命必須の装置を止める仕組みを解明
〜薬剤耐性菌克服への重要な手掛かり〜国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学 公益財団法人高輝度光科学研究センター 東京理科大学 発表のポイント 細菌の生存に必須な細胞壁の部品を輸送する細胞膜のタンパク質MurJに、細菌に感染するウイルス(バクテリオファージ)の小型溶菌ペプチ…
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2025.10.06
信州大学アクア・リジェネレーション機構と東京理科大学創域理工学部との覚書に基づく「信州大学/東京理科大学連携分室」の開所式を実施
2025年10月2日、信州大学アクア・リジェネレーション機構と東京理科大学創域理工学部は「信州大学/東京理科大学連携分室」の開所式を東京理科大学野田キャンパスにて行いました。 「信州大学/東京理科大学連携分室」は、2025年5月30日に締結…
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2025.09.26
TUS FORUM 2025 「TUSが描く未来~情報科学技術の最前線~」開催のご案内
2026年度に予定している創域情報学部情報理工学科及び理学部第一部科学コミュニケーション学科の開設に先立ち、情報科学技術をテーマに、フォーラムを開催します。 ご多用のこととは存じますが、ぜひ取材いただきたくご案内申し上げます。 報道関係者向…
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2025.09.24
沖縄県の海綿から強力な抗リーシュマニア活性化合物の単離に成功
~世界の熱帯・亜熱帯地域に蔓延するリーシュマニア症への新規治療薬開発につながる知見~東京理科大学 琉球大学 宮崎大学 一般社団法人トロピカルテクノプラス 研究の要旨とポイント リーシュマニア症は世界90カ国以上で流行する熱帯病で、皮膚に潰瘍を生じる「皮膚型リーシュマニア症」は治療薬が限られ、新たな治療法の開発が求められてい…
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2025.09.22
ナノ単結晶細孔に閉じ込められた水の階層性と新しい水の相の性質
~固体2H NMRの測定でみえること~東京理科大学 研究の要旨とポイント 静的な固体2H NMRを用いて、ナノ単結晶細孔に閉じ込められた水の階層性を初めてみることに成功しました。 緩和時間T1の測定から、ナノ結晶細孔に閉じ込められた水の特殊な「前融解状態 (premelting…
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2025.09.17
スカンジウム置換によりナトリウムイオン電池の耐水性とサイクル寿命が向上
~ヤーン・テラー歪みとの相乗効果により構造安定化~東京理科大学 研究の要旨とポイント ナトリウムイオン電池の正極材料P’2型Na0.67MnO2において、マンガンイオンの一部をスカンジウムイオンで置換することにより、耐水性とサイクル寿命が向上することを明らかにしました。 P’2型Na0.6…
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2025.09.11
東京理科大学 創設者シリーズ第3弾 企画展~工学者を育成し、京都の近代化と地域振興に寄与した『京都の3人』 難波正・三輪桓一郎・玉名程三~内覧会開催のご案内
東京理科大学(学長:石川 正俊)は、2031年に迎える創立150周年に向け、本学の歩みと先人の功績を振り返る連続企画を展開しています。本シリーズでは、東京物理学講習所(現・東京理科大学)の創設に関わった21人の創設者たちを順次取り上げ、その…
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2025.09.09
ニューロン間の見えないつながりを明らかに
~神経細胞の機能的なつながりを、高精度に検出できる新手法~研究の要旨とポイント ニューロン間にどのような因果関係があるのか、検出手法を開発しました。 カオス的な応答を示すニューロンのスパイク列のみから、その関係性を検出できます。 複数のニューロンが関係する障害や精神疾患への治療にも貢献が期待されま…
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2025.09.08
発展途上国はゼロエミッションを達成できるのか?
~持続的経済成長とゼロエミッションの両立可能性を検討~研究の要旨とポイント 発展途上国において、ゼロエミッション達成と持続的経済成長は両立可能であることが数理モデル分析で示されました。 本研究は、より現実に即した数理モデルに基づいて分析し、ゼロセミッション達成までの課題と克服する方法についての…
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2025.09.05
磁気バルクハウゼンノイズによる磁壁緩和ダイナミクスの直接観測
~次世代の低損失磁性材料の設計指針となる有用な知見~研究の要旨とポイント 広帯域かつ高感度な磁気バルクハウゼンノイズ(MBN, *1)測定システムを独自開発し、金属材料中の個々の磁壁(*2)の緩和挙動を、単一パルスレベルで直接観察することに成功しました。 MBNパルスの減衰過程に着目した統計…
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2025.09.04
糖型界面活性剤で酸性条件下でも乳酸オキシダーゼ電極が機能
~GI-SAXSにより酵素電極表面構造の詳細解明~研究の要旨とポイント 乳酸オキシダーゼ(LOx)-スクロースモノラウレート修飾電極について、pH 5.0における応答電流がpH 7.0の約80%に達することを明らかにし、スクロースモノラウレートが優れた安定化剤になることを実証しました。 斜…