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2026.03.04 Wed UP

2025年度日本建築学会大会(九州)学術講演会において本学大学院生が若手優秀発表賞を受賞

掲載:2026年1月13日
更新:2026年3月4日

2025年度日本建築学会大会(九州)学術講演会において本学大学院生が若手優秀発表賞を受賞しました。

<防火部門 若手優秀発表賞>

受賞者
創域理工学研究科 建築学専攻 修士課程2年 西尾 隆志
指導教員
創域理工学部 建築学科 教授 大宮 喜文
創域理工学部 建築学科 講師 王 兪翔
創域理工学部 情報計算科学科 准教授 松澤 智史
創域理工学部 電気電子情報工学科 助教 鈴木 海友
受賞題目
3D再構築技術を活用した可燃物情報収集手法に関する検討
内容
2025年度日本建築学会大会(九州)学術講演会の防火部門において若手の発表の中から優れた学術論文発表として認められた。
受賞日
2025年12月5日

<環境工学委員会 若手優秀発表賞>

受賞者
理工学研究科 建築学専攻 修士課程1年 太山 涼
指導教員
創域理工学部 建築学科 教授 吉澤 望
受賞題目
有彩色空間を対象とした視認性評価手法の開発 〜色覚メカニズムを考慮したエッジ検出アルゴリズムの構築〜
内容
建築・都市空間における視環境を評価する要素の一つとして視認性が挙げられる。先行研究により、人間の初期視覚における物体や表面の境界(以下、エッジと称す)の知覚を再現したエッジ検出アルゴリズムにより、輝度画像からエッジ画像を作成することで視認性を評価するモデルが提案された。視認性は、視覚情報処理における形や線の情報を伝達する神経経路が関係すると考えられる。既存のエッジ検出アルゴリズム(以下、無彩色アルゴリズムと称す)は、輝度コントラスト刺激に対する処理に基づいて構築されており、色覚に関わる視覚情報処理過程が包含されていない。このことから、本研究では人間の初期視覚における色覚メカニズムを整理し、無彩色アルゴリズムの各段階における処理を見直すことで、色彩豊かな実空間に適した評価を可能にすることを目指した。本研究では被験者実験により同輝度で色度差を持つ対象に対するエッジが検出されたことから有彩色アルゴリズムの有用性を確認できた。ただし、今回の実験では色度対比条件について見えにくい条件を用意できなかったため、そのような条件についても同等の適合性を有するのかを今後検証していく必要がある。
受賞日
2025年11月21日
受賞者
理工学研究科 建築学専攻 修士課程1年 長内 美海
指導教員
創域理工学部 建築学科 教授 吉澤 望
受賞題目
執務空間における窓・開口部の評価構造 ~可視容積とエッジ量を用いた眺望性評価手法の検討~
内容
窓を通した昼光が人々の生活に健康や幸福感などのプラスの効果をもたらすことが知られており、執務空間における窓および窓付属物の総合満足度に対する評価構造が検討されてきた。特に窓からの眺望は室内環境に大きな影響を及ぼし、先行研究によって、眺望性が得られれば採光性に対する満足度が上がることが明らかになった。先行研究において、眺望性は、景観評価・窓の幅広さ・明快さの三つの要因によって決まり、幅広さと明快さを合わせると開放性の評価となり、眺望性の総合評価につながることが示された。景観評価とは外の景色の良さであり、建物を建設する敷地条件に大きく左右される。窓の幅広さとは、広い範囲が見えるか、見晴らしが良いかであり、窓の大きさ等で決まる。明快さとは、外の様子がはっきり見えるかであり、ブラインドやスクリーンなどの窓装備によって操作できる。明快さに起因する眺望性は、窓装備が無いときが最も良く評価されると考えられるが、執務空間において光環境(グレア)や熱環境(日射)に関する快適性を調節するには窓装備は必要不可欠である。よって眺望性の良さを定量的に評価していくために、窓装備を通した幅広さや明快さを提案していく必要があり、幅広さの指標として可視容積、明快さの指標としてエッジ量が提案されてきた。本研究では、執務空間を想定した窓の環境性能に関する実験を行い、執務空間における窓の環境性能がもたらす窓の総合満足度の評価構造の構築と、眺望指標の検討を行った。窓装備を通した眺望に対し、既存の眺望性評価である広がり感・明快さは「総合可視容積」と「エッジ量」を組み合わせることで評価できる可能性を見出した。
受賞日
同上
受賞者
理工学研究科 建築学専攻 修士課程1年 本山 朗生
指導教員
創域理工学部 建築学科 教授 吉澤 望
受賞題目
複雑な外部日除けを持つ空間の温熱環境評価に向けたRadianceとBESTの連携計算
内容
近年、外部日除けの形状が複雑化し、詳細な日射予測をしたうえで省エネルギー性能評価を行うことが求められている。そこで既報では、光環境シミュレーションツールRadianceを用いて、到達率(外部日除けによる日射遮蔽性能を表す値)を算出し、それを熱負荷計算ツールBESTにインポートすることで外部日よけを持つ建物での日射の影響の検討を可能とした。また、到達率算出の為のGrasshopperモジュールが開発された。このモジュールは、一つの方向に同じ形状の日除けが続く状況のみを想定し、線状に解析点をとり計算を行うものであった。複雑な形状の外部日除けを持つ建物でも、コマンド言語を用いれば到達率計算が可能であったが、設計者にとって難易度が高く扱いづらいという課題があった。本研究では、Grasshopperによる到達率計算の対象範囲を、複雑な形状の外部日除けを持つ建物にまで広げることを目的とした。
受賞日
同上
受賞者
理工学研究科 建築学専攻 修士課程1年 村松 希乃果
指導教員
創域理工学部 建築学科 教授 吉澤 望
受賞題目
絵画面における反射グレア予測式の年齢層別比較
内容
美術館において、展示物や展示ケース表面に光源などが反射することは、絵画鑑賞の妨げとなる(本研究ではこの現象を反射グレアと称す)。多くの場合は、鑑賞している作品以外の作品を照射する光源や絵画の映り込みが反射グレアの原因となっており、それら動かすことで解決できるものの、実際の展示空間ではレイアウトの都合上、対応は難しい。反射グレアに関する詳細な評価手法や照明設計手法は明らかになっていないのが現状である。先行研究では、展示空間で生じる反射光に関する現象を、絵画表面の反射指向特性を基に説明することを試みた。その結果、若齢者について、特に比較的拡散性の高い絵画面に生じる反射グレアは、絵画面の反射指向特性と反射率からある程度予測できることが示された。美術館は幅広い年齢層の人が利用する空間であることから、本研究では、美術館照明における反射グレアの予測式を構築し、適切な照明条件を設定することで、年齢を問わず快適な鑑賞環境の形成の一助となることを最終目的とした。本報では、比較的拡散性の高い絵画面に生じるグレアについて、反射グレアの感じ方における高齢者と若齢者の差異を把握した上で、年齢層別の反射グレアの予測式を構築することを目指した。
受賞日
同上
受賞者
理工学研究科 建築学専攻 修士課程2年 野本 麻結
指導教員
創域理工学部 建築学科 教授 吉澤 望
受賞題目
ヘッドマウントディスプレイに呈示した光環境の空間の明るさ再現性検証 その1 窓を有する執務空間を対象として
内容
BIMの普及に伴い、シミュレーションの活用が進んでいる。また、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)が内部検討に用いられる機会が増えている。光環境を正確に検討するために、HMDにおける空間の明るさ評価の再現性を明らかにする必要がある。本研究は、HMDにおける空間の明るさ評価の再現性を検証することを目的とした。既報では無窓空間で明るさの再現性を検証し、HMDは実空間より暗く評価されたが、机上面照度の違いによる明るさの差は再現できることが示された。本報では、より高輝度部が大きい空間における再現性を検証するため、有窓空間において、昼光照明を含めた検証を行った。
受賞日
同上

関連リンク
受賞者一覧(防火部門 若手優秀発表賞)
受賞者一覧(環境工学委員会 若手優秀発表賞)
2025年度日本建築学会大会[九州]
一般社団法人日本建築学会

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